飲み会を断らない男 武田良太総務相
朝日オンラインなどで報道されている。
飲み会を断らない女 と自ら語った山田真貴子前内閣広報官
も記憶に新しいが・・・
武田総務相と言えば、「国民から疑念を招くような会食や会合に応じたことはない」
と、実に腹立たしいフレーズを繰り返し有名になった人物だ。
先の予算委員会で野党の追及に、のらりくらりと
「国民から疑念を招くような会食や会合に応じたことはない」を繰り返し
頑として会食の事実を認めなかったが、文春に、NTTの澤田純社長らと
会食していたと報道され、ついに会食の事実を認めた。
この報道に関して「会食に同席したのは事実。ビール2、3杯程度を
頂いた後、退席し。1万円を支払った」などと釈明した。
まさに国民から疑念を招く会食に応じていたことが明らかになった
のだが、「許認可などに関する要望や依頼を受けたことはなく、大臣規範
に抵触しない」と、嘯いている。
大臣規範では、供応接待を受けてはならないとされているので、
1万円が相応な会食であったならば、規範に反してないと言えなくもない。
疑念をまねいているかどうかは、大臣本人が決めることではない。
会食が事実であった時点で、国民は、疑念抱くのである。
わざわざ高いビールを飲むために、そこに行ったとは、誰も信じないだろう。
3/12のブログにも書きましたが、そもそも利害関係者と懇意になる
ことだけで、公正な行政を妨げる可能性が充分にあることが問題であり。
金を払った、払わないが問題の本質ではないのだ。
大臣規範も公務員倫理規定も、守るべく本人たちが、都合よく
作ったものなので、ザル規範、ザル規定でしかない。
性善説は、現代の政治家、官僚には、もはやあてはまらない。
明治維新の時代に「日本の夜明けぜよ」と言って
日本の未来のために命をかけて奔走した志士は、もういない。
下級国民としては、上級国民の傍若無人を止められないことに、
はがゆさを禁じ得ない。