非常事態宣言解除の方向 カラオケ喫茶でジジ・ババ暴走

首都圏1都3県の緊急事態宣言3月 21日で解除の方向で政府は最終調整

に入ったと伝えられている。

 

ワイドショーでも是非が論じられているが、正直どちらでも良いのではないか

と思う。

 

思えば1月8日から発令されているが、人々の動きを見ていると

昨年、発令された1回目の宣言に比べて明らかに緊迫感を感じられない。

1回目の時には活発に活動していた各地の自粛警察官たちも

飽きたのか目立った動きをみせていない。

 

駅や繁華街には、人があふれ、カラオケ喫茶では、クラスターが

発生し、危険が指摘されているにもかかわらず、感染リスクの高い

ジジ・ババが暴走している。

 

2か月以上の宣言下であることを完全に無視をしている。

 

かの国のように、強制力を持たない我が国では、自粛要請に従わず

道端でたむろする若者やカラオケに興じるジジ・ババを逮捕することもできない。

個人的には、自粛警察に頑張ってもらう他ないと思う。

 

一方で、変異ウィルスの市中感染の広がりの影響もあり

一旦落ち着きつつあった感染者数も再び増加傾向に転じている。

 

宣言中にもかかわらずこの調子では、ダラダラ宣言を続けていても、

効果は期待できない。

だから、宣言を解除するという考えは、ありかも知れない。

 

そもそも当初の解除の目安は、東京で感染者数500人を

切ることと、西村経済再生担当大臣は、いっていたので、むしろ

遅いのかもしれない。

でも解除すれば、更に人の動きは活発になるだろう。

当然、増加傾向の感染も加速することは、想像に難くない。

 

では、どうすれば良かったのだろう?

宣言発出から2か月以上もあったのだから、その間に次の波

がきても良いように、備えが必要だったであろう。

病床数や、マンパワーの確保、無症状者の療養施設、検査体制の拡充

保健所の体制立て直し、専用施設の建設など、やるべきことは

沢山あったはずだ。

備えたうえでの、宣言解除が望ましかったであろう。

 

発出のときの菅総理のコメントでは、あらゆる対策を講じ減少させる的な

趣旨のコメントを言っていたが、結局、目に見えた対策は無く、飲食店の時短

だけしか印象に残らず、総理、政府、関係省庁の無策無能さを露呈しただけの

宣言延長だった。

 

もうワクチンしか頼みの綱はないのだが、ローデッドタイプの注射器の問題、

冷凍保存庫故障の問題、EUの輸出承認の懸念など、次々に問題が起きている。

 

ただでさえ輸入不安のあるワクチンだが、アストラゼネカ製のワクチンが、

ここにきて接種後に血栓ができる症例が海外で複数報告されており、

国内生産できるとして期待されていたが、先行き不透明な状況となってしまった。

今後の接種日程にも影響が出そうである。

 

間もなくオリンピックの国内聖火リレーが始まるが、多くの人が開会までには、

ある程度、ワクチン接種が進み、観客を入れての開催を望んでいたと思うが、

接種スケージュールからしても、間に合いそうにない。

人類がウィルスに打ち勝った証としてのオリンピックとは行かなそうだ。

 

こんな危機的な情勢の中、次の選挙や政局しか見ていない国会議員、知事、

私利私欲にしか興味の無い官僚には、ほとほと嫌気がさします。

 

 このままで大丈夫なのか日本!