#高額接待問題について思う事

山田元内閣広報官が菅首相の長男を含む東北新社から

7万円あまりの高額接待を受けていたことに端を発した

高級官僚、歴代大臣らの高額接待問題が話題となっています。

 

予算委員会で、野党から追及を受けた武田良太総務相

NTTから接待を受けたかと言う野党の問いに対して

「国民から疑念を招くような会食や会合に応じたことはない」

との答弁を何度もくりかえした。

この答弁で疑念を抱かない国民がいるのだろうか?

正になめ切った答弁だ!

相変わらず攻め切れない野党も無能だとは思いますが・・・

福岡の皆様には次回の選挙では、このような代表を政界に

送り出してよいものか熟考頂きたい。

 

武田総務相の言い分は、会食には、応じたが、それによって

直接便宜を図った事実はないと遠まわしに言っているのは

明々白々だ。

その他の政治家としては、野田聖子幹事長代行、高市早苗衆院議員

坂井学官房副長官や寺田稔衆院議員らが接待されていたという。

官僚では、山田真貴子前内閣広報官の他に谷脇康彦前総務審議官

巻口英司国際戦略局長らの名前が上がっている。

 

いずれも割り勘にしたからいいとか、懇親とか懇談で、業務に

関する話はしていないから規約違反ではないなどと、うそぶいている!

高市氏に至っては逆切れするありさま・・

 

そもそも接待とは、一定のメリットが望めるから行うもので

メリットがなければ、行うはずもなく、経費としても認められる

わけもない。

メリットが無くても接待するというならば、是非とも私にも

馳走して頂きたいものだ。

 

そもそも懇親であろうが懇談であろうが、官僚や政治家が

所管する特定の事業者と懇意になること自体が大問題である。

その場で、業務に関わる話をしたか、しないか、なんかは

問題の本質ではないと思うのです。

 

問題となるのは、会食の場ではなく、特定の事業者と懇意に

なることによって認可、承認、許可などを含む行政で、公正な

行政が行われなくなる可能性が強いことである。

少なくとも接待する側は、それを望んで接待をしているはずなのだ。

それを頭の良い高級官僚が理解していないはずも無いのである。

 

倫理規定に違反していないとか言うのは、詭弁でしかない。

また利害関係者とのゴルフ、旅行は、名指しで禁止しているのに

会食、会合を禁止していない倫理規定もザル法でしかない。

 

一般庶民が立ち入れない高級フレンチや料亭では

今夜もまた、時代劇の「おぬしも悪よのう。」と

上級国民たちがほくそ笑んでいるであろう。

 

悲しいかなそれが、日本の現実なのだろうと思う。